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我が家の5つのビオトープ。暮らしているメダカたちを紹介します

ビオトープのめだか

暖かな季節がやってきて、我が家の庭が一気に賑やかになってきました。

毎朝、目覚まし時計の代わりにカーテンを開け、庭に出るのが何よりの楽しみです。少し前までは水底でじっと冬眠していたメダカたちが、太陽の光を浴びて、水面を活発にスイスイと泳ぎ回るようになってきました。

現在、我が家の庭には、ろ過装置もエアー(ぶくぶく)も使わない「ビオトープ鉢」が5つ並んでいます。

それぞれ独立した「小さな海」の中に、一種類ずつ、お気に入りのメダカたちを分けて飼育しているのです。今回は、私の毎日の癒やしであり、愛すべき「5種類の相棒たち」を紹介させてください。

目次

庭を彩る、我が家の5種類のメダカたち

同じメダカでも、鉢ごとに全く違う表情を見せてくれるのがビオトープの面白いところです。

① 楊貴妃(ようきひ)〜緑の水草に映える圧倒的な朱赤〜

我が家の庭で一番目を引くのが、この「楊貴妃」です。 その名の通り、まるで金魚や錦鯉を思わせるような、深みのある美しい朱赤の体が特徴です。ビオトープの中に植えた青々としたウォーターマッシュルームやカボンバの緑色とのコントラストがとにかく見事で、太陽の光が当たると、水の中にパッと火が灯ったかのように鮮やかに輝きます。

ビオトープで泳ぐ楊貴妃めだか
赤い色が鮮やかで美しい楊貴妃。改良めだかの歴史はこの楊貴妃から始まったそう

② 白メダカ〜水辺を上品に泳ぐ、純白の天使〜

透き通るような純白の体が美しいメダカです。 黒っぽい睡蓮鉢の中で、白い体がキラキラと光りながら群れをなして泳ぐ姿は、どこか涼しげで非常に上品。見ているだけで、夏の暑さがすっと引いていくような洗練された美しさがあり、庭の一角をパッと明るくしてくれています。

ビオトープを泳ぐ白メダカ
真っ白な個体の白めだか。以前にも白めだかは飼育した経験がある

③ オロチメダカ〜水底の闇に溶け込む、漆黒の存在感〜

名前の響き通り、頭から尾ひれの先まで「完全な真っ黒」なメダカです。 実は、この5種類の中で私が一番長く眺めてしまうのが、この「オロチメダカ」です。派手さはありませんが、真っ黒な体が赤玉土の上をゆっくり泳ぐ姿には、不思議な存在感があります。周囲の環境に影響されず、どこまでも深い黒を貫くその渋さに、毎朝見ていても全く飽きることがありません。

白めだかとは対照的に全体が黒い。とても存在感がある

④ 幹之(みゆき)メダカ〜背中に天の川をまとった、幻想的な輝き〜

上から覗き込んだときに、最も感動するのがこの「幹之」です。 背中が一本の線のように青白く光輝いており、メダカが向きを変えるたびに、水面で光がピカッ、ピカッと反射します。ビオトープを上から眺めるために生まれてきたかのような品種で、まるで水の中に小さな天の川が流れているかのような幻想的な景色を作ってくれます。

ビオトープで泳ぐ幹之めだか
体内光が美しい幹之めだか。飼育したいと思っていためだかの一つ

⑤ ヒメダカ〜これぞ原点。どこかホッとする、親しみやすさ〜

昔から親しまれている、お馴染みのオレンジ色のメダカです。 高級な改良品種のような華やかさは一見ないかもしれませんが、ビオトープに放つと「これぞ日本の原風景」という抜群の安心感があります。とてもタフで元気いっぱいにエサをねだってくる姿は、どこか人懐っこく、我が家のビオトープの原点として外せない大好きな存在です。

ビオトープで泳ぐ緋めだか
めだかといえばこれ。与える餌によってはもっと綺麗な発色になるそう

これから始まる、最も深い沼「産卵と孵化」への挑戦

暖かくなってメダカたちが活発になってきたということは、いよいよ彼らにとっての「恋の季節」の始まりでもあります。

よく観察していると、朝方にオスがメスの周りを一生懸命に泳っとアピールしている姿を見かけるようになりました。

最近の私は毎朝、水草を一枚一枚そっと持ち上げながら、「今日は卵が付いているかな」と探すのが日課になっています。まだ見つからない日もありますが、宝探しをしているようで、その時間さえ楽しくて仕方がありません。

実は、これからの私の最大の目標は、この5種類のメダカたちを「産卵させ、孵化させ、無事に稚魚(針子)から育てること」です。

ビオトープの中の水草(マツモやホテイアオイ)に、小さな透明な卵が産み付けられているのを見つける。卵を優しく別容器へ移す作業も、命をつないでいるようで不思議なやり甲斐があります。そしてある朝、針の先ほどの赤ちゃんがピコピコと泳ぎ出す……。

5つの鉢で、それぞれ純粋な血統の可愛い赤ちゃんたちが生まれたら、我が家の庭はさらに賑やかな「命の循環の場」になるはずです。

それぞれの鉢にある、それぞれの命

電気の力を使わず、太陽の光と水草、そしてバクテリアの力だけで維持している5つのビオトープ。

赤、白、黒、青、オレンジ。 それぞれの鉢の中に、それぞれの個性を持った命の営みがあります。スマホの画面を閉じて、鉢の前にしゃがみ込み、彼らがエサをパクパクと食べる姿を交互に眺めているだけで、あっという間に1時間が過ぎてしまいます。会社員時代には絶対に味わえなかった、本当に贅沢な時間の使い方です。

不器用なDIYで作った木製ラックに、5つのビオトープが並んでいる景色を眺めていると、「会社を辞めて本当に良かったな」と思うことがあります。

私にとって、この庭は「あら還からの人生再設計」が少しずつ形になってきた証なのかもしれません。

明日の朝も, きっと最初に庭へ向かいます。5つの小さなビオトープを覗き込みながら、新しい命との出会いを楽しみにしたいと思います。その日が来たら、このブログで真っ先にご報告しますね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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